綿飴と水飴

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140字にまとめられない好きな音楽のこと

”ポップなパンク” Green Day - Warning

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さて、恒例となりました「世間的に評価低いけどそんなことなくない?のコーナー」です。

 

 

「駄作」とか「失敗作」と言われる作品はどんなに有名なアーティスト・バンドには必ず1つはあってそれは各個人によってもちろん違うと思うんだけどその声が大きいものが上記のように表現される。

 

今回の題材のグリーンデイのメジャー4枚目「Warning」もそれである。Amazonのレビューは良いこといっぱい書いてあるけどどうも当時はダメだったらしい。

 

Green Day

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 画像に悪意はありません(少しある)

 

 グリーン・デイ (英: Green Day) は、アメリカ合衆国カリフォルニア州バークレー出身のパンク・ロックバンド。1987年結成。

 パンクバンドとしては史上初のグラミー賞の最高賞「最優秀レコード賞」を獲得するなど、ポップ・パンクを代表するだけでなく、パンク史においても重要な地位に位置づけられるバンドである。

 2015年に、ロックの殿堂入りを果たした。(Wikipediaより引用)

 

日本でも絶大な人気を誇るバンドである。代表曲は「Basket Case」。

 

Dookie
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Green Day
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「脱パンク」??

「脱パンク」とか「ポップ路線に変更」というのが今作が商業的に失敗した理由らしい。それまでのファンが困惑したと。あるある。

 

確かにこれまでの作品に比べたら全体的に丸くなったというか聴きやすくなってはいる。元から聴きにくいバンドってわけではないんだけど。粗々しさがなくなってクリアになった印象。

前作「Nimrod」から試行錯誤している臭いを漂わせてからのこの開けたポップ感。前作も駄作扱いされてたりするんだけど。

 

#1「Warning」、アルバムタイトル曲。シンプルで聴きやすい。確かに初っ端これだとパンク??とはなる。

 

#3「Church On Sunday」

 

#5「Castaway」

 でもどうだろ?この辺の曲はグリーンデイらしいじゃん。「脱パンク」してるかな?ポップパンクの領域に留まってると思うけど。 

 

#10「Hold On」は個人的お気に入り曲。ビートルズのアレかと思うハーモニカイントロが特徴的。

 

 

愛と憎

スペシャGreen Day特集でTHE BACK HORNの松田さん(Dr)が言ってたけど、方向性が少し変わるとファンってのは「こうあってほしいけど、、、あああああ!!!!」っていう愛と憎の感情がごっちゃになるというのを繰り返すようになると。分かる。

 

バンドもそのファンもそういう紆余曲折があって大きくなっていくんだと思う。

 

実際にグリーンデイはこの4年後に「American Idiot」というとんでもない作品を作り上げることになる。

 

American Idiot
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 次の作品がスゴすぎて今作は過小評価されてるってところもあるんだけどかなり粒ぞろいの曲が揃ってるのでぜひ聴いてみては。

 

ということで短い記事になりましたがこれにて。

 

 #11「Minority」

 

Warning
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