くるりの「奇跡」が奇跡すぎてマジ奇跡
圧倒的語彙力でこんにちは。
くるりの24枚目のシングルで映画『奇跡』の主題歌となってるこの曲。上のYouTubeリンクのMVはショートバージョンのため3分弱となっているが、実際の演奏時間は6分39秒となっているのでぜひフルで聴いてほしい。
ということで2011年3月に行われた武道館公演での映像を。これがまた奇跡。
心地の良いアルペジオから始まるこの曲。この既聴感はレディオヘッドの「No Surprises」かな、なんて思ったり。こちらも名曲。
岸田繁本人も「ここ何年かでいちばんええ曲を書いたつもり」というくらいの自信作。これまた詞が素晴らしい。奇跡。
言葉は転がり続け 想いの丈を通り越し
上手く伝わるどころか 掛け違いのボタン 困ったなあぁいつもの君は 振り向いて笑う
溜め息混じりの 僕を許してね
掛け違いのボタンという比喩表現マジ奇跡。僕も許してくれ。
退屈な毎日も 当然のように過ぎてゆく
気づかないような隙間に咲いた花 来年も会いましょう
こういう詞にめっぽう弱い僕。なんだこれ、エモすぎんか。
歌詞にストーリー性はないしメッセージ性もあるのかといえばどうなんだろって感じ。とてもシンプル。なのにここまで名曲に仕上がってるのは奇跡としか。
そして何よりこの曲は2分半にも渡るアウトロが圧巻。山内総一郎(フジファブリック/ Vo,Gt)のロングギターソロが奇跡。YouTubeのコメント欄もこのギターソロを称賛するコメントが数多く見られる。もちろんギターだけで成り立っているわけではないがこの泣けるスライドはマジ奇跡なのだ。
オリジナルアルバム崇拝、ベストアルバム軽侮の僕が「くるりの20回転」をレンタルしてなければこの曲に出会えていなかったかもしれない。それもまた奇跡な気がする。
くるりの20回転(初回限定盤)<CD3枚組+デジパック仕様+豪華・特典ブックレット+スリーブケース>
- アーティスト: くるり
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 2016/09/14
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