『駄作?ちゃんと聴いた???』Oasis - Be Here Now
「あ~オアシスね。1stと2ndはいいけど3rd以降はクソだよね。」
出ました出ました。これ言っとけばいいみたいな風潮ある。
2ndアルバムである前作、「(What's The Story) Morning Glory?」が歴史的大名盤なのはもちろん認めている。あれは全曲が名曲レベル。チート。
(What's The Story) Morning Glory?
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まあ、実際にこの3rdアルバム「Be Here Now」、当時酷評だったらしい。
作った本人すらこんなこと言う始末。
さらに、2006年にリリースされたノエル選曲のベストアルバム「Stop The Clocks」にはこのアルバムからは1曲も選曲されていない。どんだけ毛嫌いしてんだよノエル兄ちゃん。良い曲揃ってると思うぞ。
なぜ駄作扱いなのか
なんで酷評だったのか。よく見かける理由としては。
「曲が長すぎる」
収録曲は12曲。このうち7分を超える曲は4曲。確かに長いのかもしれない。
『All Around The World』なんて9分を超える。ミュージックビデオでは2分も削られる始末。でもこれ名曲だぞ。
「なげーよ」
「途中で飽きたわ」
は???ちょっと待て、『Champagne Supernova』だって7分超えるぞ???
前作にだって長い曲はある。
オアシス、ノエル・ギャラガ―に言えることであるが、メロディや展開に引き出しが少ないのは否めない。特に普段売れ線ノリノリな邦楽しか聴かない人にとっては全て同じ曲に聴こえてしまうレベルだと思う、高1の秋に初めて2nd「(~) Morning Glory?」を聴いた僕がそうだった。
それ故に曲が長いと同じメロディが繰り返されることに飽きてしまう、、かもしれない。こればかりはダメな人はダメなのかも。
でもこの曲の長さに良さを感じるようになって欲しいなぁ。全然飽きないぞ。
mizuame-wataame.hatenablog.com
他によく聞く理由として挙げられるのが、
「何かうるさくなった」
お前がうるせぇわボケ。
このアルバムはギターを厚く塗り重ねたへヴィな音が特徴となっている。
前作よりは確実にうるさい。でもそれが良いんだよ分かってないなー。
粒ぞろいの曲達
『Stand By Me』なんてオアシス節全開の文句なしの名曲。1st、2ndに収録されていても遜色ないレベル。
『Magic Pie』はこのアルバムで唯一ノエルがボーカルをとっている。あの『Stay Young』とアルバム収録を争ったくらいなんだからそりゃ良いに決まってる。
泣きメロ炸裂の至極のバラード、『Don't Go Away』も文句なしの曲。ただしMVに漂うBlur感。
実質的にアルバムの最後を締めくくる『It's Gettin' Better (Man!!)』は流れ的には『All Around The World』という大作で締めくくった後のアンコール、ボーナストラック的な立ち位置なんだろうけど軽快で良い曲。
このアルバムの曲聴いたことない人やオアシス知らねーやって人は『Stand By Me』だけでも聴けば良さが伝わるはずだと思う。それくらい名曲。
何となくでこのアルバムを酷評してる君らはちゃんと全部聴き直しなさい。3周。
もう1回まっさらな状態で聴いてほしい。きっと良さが分かるはず。
2016年10月にデラックス版が出たのでこれを機に聴いてみては!!!
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