”ド直球とみせかけての” KANA-BOON - TIME
「ゆらゆらゆらゆら言ってる売れ線バンド」
ってのがこのアルバム聴くまでの印象だった。
最近は抵抗なく邦ロックも漁れるようにはなったけどご存知の通り去この頃(去年)は若干捻くれてたのでどうも「最近話題の!!」みたいなバンドは毛嫌いしてたんですよ意地でも聴かなかった。聴かず嫌い。
mizuame-wataame.hatenablog.com
しかし妙にはまってしまったKANA-BOON。
今回は初めて聴いた2ndアルバム「TIME」を聴きながらKANA-BOONを少し掘り下げてみようという記事。
まずはKANA-BOONさんについて。
KANA-BOON(カナブーン)は、大阪府堺市のライブハウス三国ヶ丘FUZZで育った日本の4人組ロックバンド。メンバーが通っていた高校の軽音楽部内で結成された。バンド名には「ブーン」を入れる事になり、「なんとなくKAT-TUNと字面が似てるから」という理由で中央にハイフンを入れ、『KANA-BOON』に決定した。作詞・作曲は全て谷口(Vo/Gt)が行なっている。(Wikipedia)
TIME
1. タイムアウト
2. LOL
3. ターミナル
4. 結晶星
5. クラクション
6. フルドライブ
7. 生きてゆく
8. スコールスコール
9. 愛にまみれて
10. シルエット
11. スノーグローブ
12. パレード
売れ線。直球。
「このアルバムを聴くまでは売れ線バンドだと思ってた」と冒頭で言ってたのでじゃあ聴いた後は変わったのかというとそれは全然変わってない。
例えば5thシングル#6「シルエット」なんてド直球もいいところ。
某アニメのOPに起用されただけあってもうそれっぽい。J-POP。こんなのみんな好きに決まってる。
ただめちゃくちゃエモい。特にサビの裏声。なーにもーなーにもー
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売れ線ということでありふれてるようなバンドではあるんだけど、このバンドがその中で頭一つ抜けているのはメロディーセンスとワードのチョイスが抜群だからかなと。嫌でも頭に残る。まあ後はナードな臭いがするとことか(これは完全に筆者の好み)。
もっさり。
メンバーの顔面すら普通。THE軽音。
#6「フルドライブ」なんて歌いだしから面白いしサビも分かりやすい。2回目から口ずさめちゃう。口ずさみたい。
抜群にキャッチーだ。そしてこの疾走感。みんな好きなやつ。
山道のドライブ中にこれかけると危険なので注意してね。特に下り。
なんかエモい
良くも悪くも「普通」のバンドであるKANA-BOONの中でも特に「普通」なこの曲。最初はピンと来なかったのに妙にまた聴きたくなって今ではお気に入り。なんかエモい。
この「なんかエモい」感じ。例えるなら茶碗蒸し食べた後の感じに似ている(?)
号泣するとかいう感動じゃなくて庭先で夕焼け見ながらジーンとくる感じ。分かって。分かんないなら曲を聴こう。説明するの下手だから(ブログやめろ)。
この#7「生きていく」から#10「シルエット」の流れが何とも良い。エモーショナルな曲固めたなって感じ。これは絶対狙ってる。
最後に
シングル曲だけ取り上げたがこのアルバムはアルバムとしての完成度がかなり高い。アルバム曲のクオリティもさることながら曲順が完璧。ヘビロテできる。
サウンドはJ-POPとして十分戦えるキャッチーさはあるけどもよくある売れ線ロックで歌詞もクセが強いわけでもない。誰でも共感できそう。それが良い。
ド直球。と見せかけてド直球。
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