岡崎体育の「感情のピクセル」に本気で怒ってるのは前世ワニさんだった奴らだから気にすんな
最近の話題と言ったら北朝鮮情勢と岡崎体育が先日YouTubeに公開した『感情のピクセル』で持ちきりですね。
「岡崎体育って狙いすぎて面白くないよね」とか言ってる人らってどんだけツボ深いんですかね。サムネのギターからもう面白いってすごくないですか。
サビでなんかやると分かってても笑うわこれ。ズルい。おなかぽんぽんぽんのやっほー
しかし公開されてすぐコメント欄は「ワ〇オクに似てる」だの「ラウドロックバンドを煽ってる」だので埋まり、SWANKY DANKの『Sink Like a Stone』に特に似てるという声が上がった。
分からなくもない。曲調もそれだし何より廃れた工場というか倉庫みたいなとこで演奏シーン撮ってるってのがまあ。
これに怒り狂う人が続出したらしい。ツボは深いくせに器は小さいんだな。
岡崎体育もメジャーアーティストになり、注目される分この話題はどんどん大きくなりついには炎上。本人もこれには我慢できず、
もし今回の作品が本当にディスを伴った炎上狙いの一手だったとしたら、今ここで僕が「批判や風刺はない」と書き残すことが無意味なことくらい誰だってわかるはずだし、
— 岡崎体育 (@okazaki_taiiku) 2017年5月14日
誇りを持って音楽活動をしている人たちを貶したり嘲るようなスタイルだと誤解されていることが悔しくて悲しい。
と発言。メジャーアーティストは大変だね。
この一件にマジで怒ってる人って「自分が応援しているバンドがバカにされてると思いこんでる人」か「前世がワニさんだった、もしくは生き物としてのカテゴライズの壁にぶちあたってる人」としか考えられないわけで、どちらにも該当してない僕みたいな人はMV見て腹抱えて笑ってる。カテゴライズの壁には若干ぶちあたってるかもしれないが。
この曲、ギターと編曲には日本のラウドロックの代表格『Pay money To my Pain』のPABLO(Gt.)が参加している。どうりでクオリティーが高いわけだ。
この『感情のピクセル』、何が面白いって本気でやってるのが一番面白いわけなのに「バカにされてると思い込んでる人」は何でそれが分からないのかが分からない。
岡崎体育も「元々ラウドロックが好き」と公言している。好きだからこそ今回こんな曲を作ったと思う。好きだったらマネしたいでしょ。しかもこの容姿でラウドロックやったら面白いでしょと。さらにサビでうんぱっぱのぶんぶん。作ってるとき楽しかっただろうな。
自己満だけじゃなくて何をやったら面白いのか、ウケるのかちゃんと分かってる。頭良すぎ。顔は腹立つけど。
だからラウドロックをディスってるわけでは無いしYouTubeのコメント欄にちらほら見られる深読みもただの見当違い。考えすぎ。好きだからやってるだけ。
MVだってそう。「工場ぽいとこ」で演奏しているシーンが入るMVなんて国内外問わずこのジャンルのあるある鉄板である。トランシーバーみたいなやつで声が聞き取りにくいってやつもあるある。撮り方も全体的にあるある。あるあるを入れたくて仕方ないんだよ好きなんだから。
(MVは前作『MUSIC VIDEO』に続き「寿司くん」ことヤバいTシャツ屋さんのボーカルギター小山との共作。ほんとこの人も頭良いと思う。)
だいたい音楽なんて普通に考えたらそういうもので、自分の好きな音楽を自分のフィルターを通して色んな曲ができあがって世に出される。その繰り返し。実際そうやってこれまで成り立ってきた。
僕にとっては、「岡崎体育ってラウドロックでどうぶつさんたちだいしゅうごうだわいわいしやがってラウドロック舐めてんの???」という意見は、「ワ〇オクってUSエモを日本語で歌いやがってエモ舐めてんの???」とまったく同じに聞こえる。
(※ONE OK ROCK には何の恨みもありません。むしろ大好きです。)
岡崎体育はそのアウトプットが面白い方に傾いてるだけ。そんぐらい許してやれよ。
ユニコーン大先輩なんて復活してからもうずっとそんな感じだぞ。何で奥田民生は許されて岡崎体育は許されないんだよ!顔か?顔なのか???
やりたい音楽をやりたい放題できないこんな世の中じゃ良い音楽や面白い音楽なんて出てこなくなる。それだけは何とかしてほしい。
前世ワニさんだった方たちはどうか寛容な心で岡崎体育を許してやってください。多分キツネさんが主犯格だと思われます。